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MSM

MSMが腰痛の症状改善に効果があるようです。MSM(Methylsulfonylmethane:メチル-スルフォニル-メタン)は天然有機イオウ化合物の1つです。人の身体をはじめ、お茶や緑黄色野菜など、日常の食べ物などに広く含まれており、重要な栄養素のひとつですが、調理をすることによって大部分が失われ、食事だけでは摂りにくく不足がちな成分だといわれています。



MSMは、鎮痛と抗炎症作用があるとされています。MSMの鎮痛作用は、緊急性の痛みを伝える信号の伝わる速度が速い神経線維ではなく、慢性の痛みを脳に伝える信号の伝わる速度が遅い神経線維の信号を遮断する作用によるといわれています。



また、MSMは、細胞膜の柔軟性と浸透性を復元する作用があることで、炎症を起こし、繊維細胞が腫れている組織の体液の通りを容易にし、圧力を均等にすることで、痛みと腫れを軽減するともいわれています。



MSMは、末梢血管を拡張させて血流を改善する働きがあり、さらに、痛みにつながる筋肉の痙攣を軽減する働きもあることがわかっています。また、抗酸化作用もあることが知られています。



MSMが、腰痛だけでなく変形性関節症、慢性関節リウマチ、頭痛、肩こり、筋肉痛などに対する鎮痛、抗炎症作用は、これらが総合的に働くことで得られたものと考えることが出来ます。



MSMが含むイオウは、コラーゲンなどのタンパク質、例えば、皮膚や軟骨や紐帯などの結合組織を作るために必要な成分で、健康的な肌や髪、爪を維持できるのもイオウの存在が大きいとされています。また、軟骨だけでなく腱、骨などの成分にもイオウは含まれています。



関節を滑らかに動かすために働いている関節液の主な成分が、コンドロイチン硫酸です。そして、このコンドロイチン硫酸を生成するのに欠かせない成分がイオウなのです。



MSMは、したがって、鎮痛作用だけでなく、肌などを健康に保つために必要な栄養素と言うことが出来、MSMを、毎日1〜2gを摂取すれば、イオウの必要量が維持され、身体に必要なコラーゲンなどのタンパク質が十分に合成されると考えられているようです。

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